希釈・混合計算機
知りたい値を選んでください。目標濃度に必要な原液体積、希釈後の濃度、最終体積、または2液を混ぜた濃度が計算できます。体積の単位は計算内でそろえて使ってください。
計算する
計算する
結果
計算式
単純希釈では希釈液に溶質が含まれない前提で C₁ × V₁ = C₂ × V₂ が成り立ちます。必要な原液体積は V₁ = C₂V₂ / C₁、希釈液体積は V₂ − V₁。2液混合は体積加重平均 C_f = (C_aV_a + C_bV_b) / (V_a + V_b) です。
計算例
- 原液 10%、目標 2%、作る体積 500 mL
- V₁ = C₂ × V₂ ÷ C₁ = 2 × 500 ÷ 10 = 100 mL の原液
- 希釈液 = 500 − 100 = 400 mL
結果: 原液 100 mL + 希釈液 400 mL → 2%
希釈・混合の計算のしかた
求めたい値を選び、同じ基準(v/v%、m/m%、m/v%など)の濃度を入力します。計算式を並べ替え、途中結果も表示します。
希釈式 C₁V₁ = C₂V₂
C₁・V₁ は原液の濃度と体積、C₂・V₂ は希釈後の濃度と全体積です。積は「パーセント×体積」単位での溶質量を表します。
希釈液に目的の溶質がなければ、必要な希釈量は V₂ − V₁。既知の原液体積からなら V₂ = C₁V₁ / C₂ です。
2液の混合
両方に溶質がある場合は量を足して全体積で割ります。例: 40%を 200 mL と 10%を 300 mL を混ぜると、理想的には 500 mL で 22%です。
パーセントの基準をそろえる
体積パーセントと質量パーセントをそのまま足し合わせないでください。アルコール度数・モル濃度・規定度は定義が異なり、密度が必要な場合もあります。
前提と限界
体積が足し算できる理想混合を仮定します。密度変化・収縮・発熱・化学反応・多段希釈の誤差は補正しません。
豆知識
C₁V₁ = C₂V₂ は溶質の保存
希釈液が目的物質を足さず、体積が近似的に足せるとき成り立ちます。実験室、水処理、製品の希釈指示でよく使われます。
日本の酒類表示は「アルコール分 ○%」
酒税法上の表示はおおむね体積パーセントです。エタノールと水は混合時にわずかに収縮するため、強い酒の理想体積計算は近似になります。
希釈倍率は掛け算
1:10 のあとさらに 1:10 なら合計 1:100。実験では各ステップを別々に測るのが安全です。
混合濃度は体積加重
等量の 10%と 50%なら 30%ですが、10%を 100 mL・50%を 400 mL なら 42%。単純平均は等体積のときだけです。
家庭用漂白剤は説明書優先
厚労省やメーカーが示す次亜塩素酸ナトリウムの希釈目安は、理想パーセント計算の出発点です。混ぜ合わせ禁止(酸性洗剤など)も必ず確認してください。
よくある質問
開始濃度・原液体積・最終体積が分かれば C₂ = C₁ × V₁ / V₂。必要な原液量なら V₁ = C₂ × V₂ / C₁ です。
溶質量が変わらない、という関係です。3つが分かれば4つ目が求められます。
先に原液体積を求め、目標の最終体積から引きます。10%から 2%を 500 mL 作るなら原液 100 mL、水 400 mL です。
「2液を混合」を選び、それぞれの%と体積を入力します。C_f = (C_aV_a + C_bV_b) / (V_a + V_b) を使います。
いいえ。希釈液は濃度を下げます。上げるには溶媒を減らす、溶質を足す、または濃い原液を使います。
1回の計算内では単位をそろえてください。mL・L・fl oz・gal からラベルに合うものを選びます。
よく V₂/V₁ または C₁/C₂ と書きます。10%→2%なら倍率 5(原液1に対し希釈液4)。
理想的なパーセント調合の目安としては使えます。ラベルと安全データシートに従い、危険な組み合わせは判定しません。
参考資料
- NIST Guide to the SI — Volume and concentration SI単位と量の代数の参照。
- IUPAC Gold Book — Dilution 希釈の化学的な定義。
- 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒 家庭・施設での消毒液希釈の公的な注意喚起の入口。